逮捕されたのは、当時21歳無職だった池永チャールストーマスです。日本人の母とフィリピンにルーツを持つ父の間に生まれ、京都府内で育った池永は、学生時代から対人関係に強い孤立感を抱えがちで、インターネットの世界に過度に依存する生活を送っていました。
2人の接点は2011年秋、SNS(Facebook)を通じて知り合ったことがきっかけでした。オンラインでのやり取りから交際へ発展したものの、遠距離や池永の束縛・執着心の強さから関係が悪化し、2013年秋に鈴木さん側から正式に別れを告げられます。
しかし、池永は別れを頑なに受け入れられず、激しい逆恨みを募らせていきました。裁判で明かされた池永チャールストーマスの動機は、「自分の存在を拒絶されたことへの報復」「他人のものになるくらいなら命を奪い、ネット上に痕跡を晒して一生消えない汚名を着せる」という自己中心的かつ執拗な独占欲と復讐心でした。京都から凶器を準備して上京し、数日間にわたって現場周辺を下見するなど、周到に殺害計画を練り上げていた事実が明らかになっています。