樹齢200年の桜を維持することは、容易ではない。病害虫の防除、枝の剪定、土壌の改良など、専門的な管理が欠かせない。赤和地区の住民たちは、地元の樹木医と協力しながら、桜の保全活動を続けている。
観音堂の維持も同様だ。屋根の補修、柱の補強、石段の整備。これらはすべて、地域住民の寄付と労働奉仕によって支えられている。過疎化が進む山間集落にとって、これは決して簡単なことではない。
それでも人々は、この場所を守り続けることを選ぶ。なぜなら、赤和観音のしだれ桜と観音堂は、単なる観光資源ではないからだ。それは地域のアイデンティティであり、祖先から受け継いだ宝であり、次世代に渡すべき遺産なのだ。