SNSや教育系コミュニティでは、現場教員や教員志望者から悲痛な声が上がっています。
「朝7時半に出勤し、退勤は夜20時過ぎ。自宅にテストや指導案を持ち帰って土日も作業している」
「保護者トラブルの対応で精神をすり減らしても手取りは20万円台前半。割に合わなすぎて退職を決意した」
「子どもたちの成長を見るやりがいはあるが、自分の家族と過ごす時間がまったく取れない」
こうした労働環境の過酷さが知れ渡った結果、全国の教員採用試験の倍率は過去最低水準を更新し続け、現場では産休・育休の代替教員すら見つからない「教員未配置問題」が各地で常態化しました。この危機的状況を受けて国も重い腰を上げ、2026年に向けた抜本的な待遇改善策の具体化を進めています。
中央教育審議会の答申を受け、半世紀据え置かれてきた「教職調整額4%」を10%〜13%水準へと大幅に引き上げる法改正案が議論の焦点となっています。加えて、学級担任手当の増額、主幹教諭・指導教諭への手当拡充、さらには教員業務支援員(スクール・サポート・スタッフ)の全校配置による業務の切り離しなど、金銭面と労働時間の双方からテコ入れが図られています。