しかし、興奮も束の間、読者はさらなる絶望に突き落とされることになる。くまの渾身のパンチによって吹き飛び、建物の下敷きになったサターン聖だったが、その傷は黒い炎とともに瞬時に再生してしまったのだ。腕がちぎれ、角が折れても、何事もなかったかのように立ち上がる姿は不気味そのものだった。
この異常な回復力は、悪魔の実の能力なのか、それとも五老星特有の「何か」なのか。この謎は、後のエピソードでも議論の的となり続けている。物理的なダメージが通用しない敵に、ルフィたちはどう立ち向かうべきなのか。その絶望的な戦力差が提示された回でもあった。