焼きまんじゅうの命は、言うまでもなく味噌ダレと絶妙な焼き加減だ。厨房では職人が炭火の前に立ち、片時も目を離さずに串を返し続けている。ジュワッと音を立てて味噌が焦げる甘い香りが通り全体に漂い、通りかかる人の足を思わず止めさせる。
タレには地元産の熟成味噌と厳選された和三盆、隠し味の純米酒が贅沢に使われている。「焦げの香ばしさと味噌のコク、そして後引く甘さの黄金比率。これを出すのに何度も改良を重ねました」と職人は語る。ハケで何度も重ね塗りしながら丁寧に炙ることで、表面はカリッと香ばしく、中にはタレがじんわり染み込んでいくのだ。