埼玉県内に点在する道の駅において、旅行者やドライバーから圧倒的な支持を集めている施設には明確な共通項が存在します。それは「そこでしか味わえない唯一無二の体験価値」を提供している点です。独自の調査と客観的な設備データから導き出した、いま訪れるべき実力派スポットを紹介します。
まず筆頭に挙げられるのが、関越自動車道花園IC至近に位置する道の駅 はなぞのです。本館のリニューアルを経て洗練された空間へと生まれ変わり、2階の「ベーカリーズキッチンオハナ」では焼きたてパンを求める人々で常に賑わいを見せています。深谷ネギをはじめとする地元特産品をスタイリッシュに再編集したショップ構成は、従来の道の駅のイメージを大きく覆しました。
ファミリー層から絶大な支持を得ているのが、南埼玉郡宮代町に広がる道の駅 アグリパークゆめすぎとです。広大な敷地に農業体験農園、バーベキュー広場、水遊びのできる親水公園を備えており、単なる買い物にとどまらない「丸一日遊べる滞在型パーク」としての完成度は県内屈指と言えます。
絶景と地理的ロマンを求めるなら、加須市の道の駅 かぞわたらせが見逃せません。渡良瀬遊水地の雄大なパノラマを一望できる展望デッキを備え、全国的にも極めて珍しい「徒歩で行ける三県境(埼玉・群馬・栃木)」への観光拠点としても高い求心力を誇ります。
伝統と食文化を深く味わうなら、比企郡の道の駅 おがわまちと秩父市街地に位置する道の駅 ちちぶが双璧をなします。小川町はユネスコ無形文化遺産の細川紙で知られる和紙の里であり、有機農業の先駆地ならではの滋味深いオーガニック食材が手に入ります。一方のちちぶは、秩父名水や伝統の豚みそ漬け、みそポテトなど、奥秩父観光のゲートウェイとして盤石の人気を維持しています。