なぜ腸の筋肉は緩んでしまうのか。その鍵を握るのが「腸の蠕動運動」だ。消化器内科学の知見によれば、大腸は波打つような収縮運動を繰り返すことで、便を肛門へと運んでいる。しかし、自律神経の交感神経が優位になりすぎたり、筋力が低下したりすると、この波状運動が停止してしまう。
自律神経と腸の関係に詳しい小林弘幸教授らエキスパートも指摘するように、便が大腸内に長時間滞留すると、水分が過剰に吸収されて固くなるだけでなく、腸内ガスが発生して下腹部が大きく膨らむ。これが、何をしてもへこまない「ぽっこりお腹」の正体だ。