長年連れ添った前妻・幹子さんとの離婚、そして長年所属した「オフィス北野」からの独立。この一連の騒動の引き金となったのが、まさに彼女の存在でした。2018年、たけしは新事務所「T.Nゴン」を設立し、A子さんを役員(のちに代表取締役)に据えました。この「T.N」というイニシャルは、武(Takeshi)とA子さんの本名のイニシャルを組み合わせたものだと言われています。
この独立劇は、お笑い界や映画界に激震を走らせました。たけしを育て、共に歩んできた森昌行前社長や軍団メンバーとの決別は、世間から「裏切り」とも映ったからです。しかし、たけしにとっては、自身の権利を守り、より自由な創作活動を続けるための「必然の選択」だったのかもしれません。そしてそのシナリオを描いたのが、彼女だったのです。