ニュースで連日映像が流れる首相官邸。あの重厚な建物の内部で、どのような意思決定が行われているのかをご存じだろうか。日本の政治における最高意思決定機関の舞台裏には、知られざる秘密やルールが満載だ。
日本国憲法第66条において、内閣は「行政権」を行使する機関と定められている。その頂点に立つ内閣総理大臣を支えるのが内閣官房である。内閣官房長官は「内閣の女房役」と称され、危機管理から政策調整、さらには記者会見での情報発信まで、政権の運命を左右する重大な役割を一身に背負う。
現在の官邸内には、24時間態勢で国内外の緊急事態を監視する危機管理センターが設置されている。巨大地震や安全保障上の重大局面が発生した際、首相や官房長官が即座に駆けつけ、国家の全権を指揮する体制が整えられているのだ。こうした行政権の司令塔がどのように機能しているのかを深く知ることは、現代日本の安全と暮らしを守る仕組みを理解することと同義である。