西洋料理における料理用語ロースト意味は、「オーブンや直火の熱風を利用し、食材の表面に油脂を補いながら乾燥熱でじっくり焼き上げる調理法」を指します。フランス料理では「ロティ(rôtir)」と呼ばれ、主に肉や大型の根菜類を塊のまま加熱する技法として体系化されてきました。
家庭料理や外食で混同されやすいのがローストとベイクの違い、そしてローストとグリルの違いです。英語圏の調理科学(Culinary Science)では、加熱媒体と食材の物性によって厳密に区分されています。
ローストとベイクは同じオーブン庫内で調理されるケースが多いものの、「食材そのものが元から形を持っているか(ロースト)」、「熱によって構造が固まる粉物やペーストか(ベイク)」という点が大きな分かれ目です。また、グリルは網焼きのように熱源が極めて近く、短時間で焦げ目をつける調理を指します。