『乾杯』が国民的ヒットソングとして爆発的な広がりを見せた最大の転換点は、1988年2月5日に発売されたリメイクシングル盤のリリースです。1980年のオリジナルアルバム発表から約8年の歳月を経て、装いを新たにシングルカットされました。
アルバム版とリメイクシングル版の大きな違いは、アレンジャーに瀬尾一三を迎え、大幅にスケールアップしたサウンドデザインにあります。初期の素朴なアコースティックフォークから、壮大なピアノのイントロ、重厚なブラスセクション、そしてゴスペル調の大規模なコーラス隊を導入した壮大なバラードへと変貌を遂げました。
この1988年版『乾杯』はオリコンチャートで1位を獲得し、ミリオンセラー(出荷ベースで100万枚以上)を達成。テレビドラマのタイアップや音楽番組での披露を通じて、日本全国の津々浦々までその名が浸透することとなりました。