「今年の出来は過去最高です」。農園の代表は真っ赤に実った大きな果実を手に、誇らしげに語る。
藤枝エリアのいちご栽培は、2026年に大きな転換期を迎えた。温室内部には無数のセンサーが張り巡らされ、日照量、湿度、二酸化炭素濃度、土壌の養分バランスがリアルタイムで最適化されている。植物の生体リズムに完璧に合わせた微気象コントロールにより、従来のいちごの概念を覆す平均糖度18度超えのプレミアム果実が連産されているのだ。
静岡を代表する人気品種「紅ほっぺ」や「きらぴ香」はもちろん、最新の限定交配種まで、そのどれもが先端まで真っ赤に熟し、驚くほどの芳醇なコクを誇る。一口かじれば、弾けるような歯ごたえとともに、濃縮された甘みと心地よい酸味が波のように押し寄せる。