近年の大ヒット事例を振り返ると、ヒットの口火を切っているのは常に「ノスタルジー」と「限定感」の掛け算だ。80年代や90年代のレトロキャラクターの復刻版や、世界的な人気を誇るアニメの限定フィギュアが登場するやいなや、大人のコレクターが一斉に動き出す。
中身が開けるまで分からないブラインド仕様も、購買意欲を煽る大きな要因だ。コンプリートを目指して一度に複数セットを購入する大人は珍しくない。「幼少期に買ってもらえなかった反動」や「大人買いできる経済力」が合わさり、ターゲット層の枠組みを根底から壊している。