センター試験の国語小説分野は、定期的に受験史に残る名作・迷作を世に送り出してきました。「スピンスピン」もまた、そうしたセンター現代文の奇問の歴史における燦然たる系譜に位置づけられます。
記憶に新しい歴代の代表例を振り返ると、以下のような錚々たるラインナップが並びます。
・2011年追試:『ゴジラ』(川西政明)
文学論の中で突如として特撮怪獣ゴジラが徹底的に論じられ、受験生を唖然とさせた伝説の評論。
・2013年本試:『地球儀』(牧野信一)
屋根裏部屋で怪しげな行動を繰り返す兄と、「クネクネ」と表現される奇妙な世界観がネット上で大反響を呼んだ怪作。
・2014年本試:『快走』(岡本かの子)
「スピンスピン」の前哨戦となった作品。「やあ」の一言とともに突如として全力疾走を始める躍動感が話題に。
・2016年本試:『キャラメル畑から』(佐多稲子)
戦時中の勤労動員先でキャラメルを巡る少女たちの微妙な心理戦が描かれ、キャラメルの存在感が際立った名出題。
これらの作品群と並び、「2014年追試のスピンスピン」は、センター試験が遺したエンターテインメント性あふれる文学的遺産として語り継がれています。