多くの人が陥りがちな誤用が、「単にダラダラと時間をかけること」や「効率化を否定して古い手法に固執すること」を免罪符にしてしまうケースだ。本来の意味は、最も早く目的地に着くためにあえて確実な道を選ぶという積極的な選択であり、消極的な遅延行為とは根本的に異なる。
数あることわざ・故事成語の中でも、これほど真意が曲解されやすい言葉も珍しい。出版・教育コンテンツ産業においても、教材や辞書での解説をより具体的で誤解のない表現へ刷新する動きが強まっている。ただ遠回りすれば良いわけではなく、「リスク要因を排除した確実な迂回路」を選ぶ視点こそが重要なのだ。