攅竹(さんちく)は、東洋医学において「足の太陽膀胱経(たいようぼうこうけい)」という全身を巡る重要な経絡に属するツボです。攅竹の場所は眉頭の内端、骨のくぼみに位置しており、指先で触ると小さな切れ込みのような凹みを確認できます。
このツボ周辺には、眉をひそめるときに働く「皺眉筋(しゅうびきん)」や額を支える筋肉が密集し、その隙間を縫うように「眼窩上神経(がんかじょうしんけい)」という知覚神経が走行しています。攅竹のツボが痛い理由の根底にあるのは、日常的な目の酷使による筋肉の虚血状態(血行不良)です。
スマートフォンやPC作業で細かい文字を見つめ続けると、無意識のうちに眉間に力が入り、皺眉筋が持続的に収縮します。筋肉が硬直して血流が滞ると、ブラジキニンなどの発痛物質が蓄積され、神経が過敏な状態に陥ります。その結果、少し指で圧迫しただけでも飛び上がるような激痛として脳に伝わってしまうのです。