『スリル』のイメージがあまりにも強烈ですが、江頭2:50のキャリア初期や大川興業の舞台、単独ライブなどでは異なる出囃子や洋楽ナンバーも使用されてきました。
アンダーグラウンドな舞台に立っていた若手時代、江頭の出囃子には過激なパンクロックやヘヴィメタル、オルタナティブ・ロックなどの洋楽が好んで選ばれていました。大川興業仕込みの反骨精神を体現するかのように、魂を揺さぶる爆音ギターやアナーキーなビートに乗せて舞台へダイブしていた歴史があります。
メディア露出が増えるにつれ、テレビ用の分かりやすい演出として『スリル』へ一本化されていきましたが、コアなファン向けのお笑いライブやイベントでは、ディープな洋楽ロックを出囃子にして狂気的なパフォーマンスを繰り広げる姿も目撃されていました。どんな楽曲であっても「破壊と情熱」を内包したサウンドを一貫して選んできた点に、表現者としてのこだわりが滲み出ています。