事態は鳥だけの問題に留まりません。近年、世界各地でカラスや猛禽類だけでなく、キツネやアシカ、さらには乳牛などの哺乳類への感染例が急増しています。2026年現在、専門家が最も恐れているのは、ウイルスが哺乳類の体内で変異を繰り返し、最終的に「ヒトからヒトへ」と効率よく感染する新型インフルエンザへと進化することです。
養鶏場という数万羽が密集する環境は、ウイルスにとって格好の「変異実験場」です。ここでウイルスの大増殖を許すことは、人類に対する新たな世界的パンデミックの引き金を引くリスクに直結します。私たちの命を守るためにも、水際での徹底的な排除が必要不可欠なのです。