『T2』Cg不使用の衝撃!サラ・コナー双子スタントが残した奇跡

『T2』Cg不使用の衝撃!サラ・コナー双子スタントが残した奇跡

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映画『ターミネーター2』の特別編(未公開カットを含むディレクターズ・カット)に収められた、最も有名な「鏡のシーン」を覚えているだろうか。傷ついたT-800の頭部からCPUチップを取り出すため、サラ・コナーが鏡越しに彼の頭部を操作する場面だ。誰もが最新のCG合成だと信じて疑わなかったこの映像、実はCGをいっさい使っていない。

監督を務めたジェームズ・キャメロンが選択したのは、デジタル処理ではなく、物理的な錯覚を利用した極めてアナログな手法だった。手前に配置されたのは本物の鏡ではなく、ただの切り抜かれたフレーム。そのフレームの手前には、アーノルド・シュワルツェネッガーの頭部精巧モデルと、後ろ姿を演じるリンダ・ハミルトン。そしてフレームの奥側、あたかも鏡に映っているかのように同じ動きを見せていたのが、本物のアーノルド・シュワルツェネッガーと、正面から彼の頭部を触るレスリー・ハミルトン・ギアレンだったのである。

手先の震えや表情の同期、目線の配分に至るまで、二人は完璧にシンクロしてみせた。ほんのわずかなズレでもあれば視覚的トリックは一瞬で破綻する。CG全盛期へと向かう過渡期に仕掛けられたこの「リアルな双子演技」は、ハリウッド映画界における最高峰の職人技として今も称賛されている。

松本 悠斗
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松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。