ネット上の情報では「風が少し強い海辺のキャンプ場」と軽視されがちですが、これは危険な誤解です。白崎海洋公園は三方を海に囲まれた孤高の岬に位置するため、海風が石灰岩の岩壁にぶつかり、局地的なビル風のような突風(風速15m/s〜20m/s超)へと急変することが日常茶飯事です。
快適かつ安全に過ごすためには、以下の3大鉄則を必ず遵守してください。
1. 最低30cm以上の「鍛造(たんぞう)ペグ」を必須装備とする
サイトの地面は、芝生や土の数センチ下に硬質な石灰岩や砂利が詰まっています。テント付属のアルミペグやプラスチックペグでは打ち込めずに破損します。頑強なスチール製鍛造ペグ(村の鍛冶屋エリッゼステークやスノーピークソリッドステーク等)と重量のあるペグハンマーを必ず用意してください。
2. タープの設営は見極めが肝心(無理に張らない勇気)
強風注意報が出ている日や体感風速が強い日、大型レクタタープやヘキサタープは帆船の帆のように風をはらみ、ペグ抜けやメインポールの破断を引き起こします。風が強い場合はタープの設営を断念し、風を受け流す流線型のドームテントやシェルターのみで過ごす判断が賢明です。
3. ガイロープ(張り綱)の二重ペグダウンと全箇所固定
風上側の張り綱は1本のロープに対してペグを2本クロスさせて打ち込むなど、耐荷重限界を極限まで高める工夫が不可欠です。車を風上に配置して風除け(ウインドブレーカー)として活用することも有効な防護策となります。