科学史の表舞台にこの言葉が刻まれた瞬間がある。1967年、ケンブリッジ大学の若き研究者ジョスリン・ベル・バーネルが、あまりにも規則正しく周期的な電波信号を深宇宙から検出した時のことだ。
人工的な信号としか思えない完璧なリズム。研究チームは驚愕し、その未知の電波源に「LGM-1(Little Green Men 1)」という極秘コードネームを与えた。地球外知的生命体からのファーストコンタクトではないかという興奮と戦慄が研究室を包んだ。後にこの正体は、超高速で回転する中性子星「パルサー」であることが判明する。だが、科学の最前線でさえ、説明不能な現象に対して思わずこの俗称を引用してしまった事実は、人類の想像力の力強さを物語っている。