激動を続ける外食産業・飲食業界において、消費者の価値観は「見栄え重視の派手な消費」から「心と身体を満たす本質的な豊かさ」へとシフトした。健康志向の高まりや、旬の素材をシンプルに味わう知恵が見直されている。
その中心に位置するのが、出汁と発酵の技術をベースにした和食・日本料理だ。おばんざいは、数種類を少しずつ味わえるため、体調や気分に合わせた自由な組み立てができる。仕事帰りにふらりと立ち寄り、季節の小鉢2品とグラス一杯の銘酒で一日を締めくくる。そんな「日常使いの贅沢」が、現代の都市生活におけるスマートなライフスタイルとして定着しつつある。