特急くろしおで1時間、2026年の「海南駅」ルポ――漆と古道、銘酒が交差する紀州のディープな現在地

特急くろしおで1時間、2026年の「海南駅」ルポ――漆と古道、銘酒が交差する紀州のディープな現在地

特急くろしおで1時間、2026年の「海南駅」ルポ――漆と古道、銘酒が交差する紀州のディープな現在地の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。

駅から北東へ徒歩やバスで少し足を伸ばすと、日本四大漆器の産地として名高い「黒江(くろえ)」の町並みが現れる。足を踏み入れた瞬間、空気が変わる。のこぎり歯のように家々が斜めにずらりと並ぶ独特の路地景観は、中世から続く職人町ならではの知恵だ。

現在、築100年を超える塗師(ぬし)長屋は、若手クリエイターの工房やモダンな日本茶カフェへと姿を変えつつある。漆特有のしっとりとした艶を放つ器を手に取りながら、店主と静かに言葉を交わす。大量生産の土産物屋では決して味わえない、手仕事のぬくもりがそこにある。

中村 さくら
Author

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。