舞祭組の快進撃の裏には、一部で「格差を固定化させているのではないか」「メンバーを道化にしているのではないか」という批判的な見解も存在していました。ネット掲示板やSNSでは、自虐的な売り出し方に対して複雑な思いを抱く初期ファンの声が上がった時期もあります。
しかし、現場を取材し続けてきたメディア関係者の視点は異なります。舞祭組というプロジェクトの本質は、決して「いじめ」や「嘲笑」ではなく、極めて緻密に計算された「リフレーミング(枠組みの再構築)」でした。
もし舞祭組が誕生していなければ、Kis-My-Ft2は「一部の人気メンバーだけが目立つグループ」として固定化し、グループ全体の寿命を縮めていた可能性があります。4人が単独でバラエティ力、楽器演奏(千賀のピアノ、宮田のドラム、横尾のギター、二階堂のベースによる生バンド演奏)、トーク力を鍛え上げた結果、グループ本体に戻った際の総合力が飛躍的に向上しました。「格差」を出発点にしながら、最終的には「7人全員が主役」という対等なグループ構造を作り上げるための布石だったといえます。