建物の裏手に一歩足を踏み入れると、眼前に静寂な湖面が広がっている。ウトナイ湖だ。この湖とその周辺に広がる湿地群は、水鳥の重要な生息地として国際的に認められており、1991年にラムサール条約湿地に登録された。面積約275ヘクタールに及ぶこの浅い湖は、まさに野生生物たちの貴重なオアシスである。
春と秋の渡りの季節には、何千羽もの渡り鳥が集結する。鏡のような湖面に空の雲が映り込み、遠くに群れる鳥たちの羽音が風に乗って聞こえてくる。季節ごとに表情をがらりと変える風景は、訪れるたびに新しい発見と静かな感動を与えてくれる。