未成年の性的画像や動画が拡散された場合、被害は画面の中だけで終わらない。学校での噂、家族との関係悪化、転校、孤立、不眠、不安、抑うつなど、生活全体に影響が及ぶことがある。本人が自分を責めてしまうケースも少なくない。
撮影や投稿の背景には、交際相手からの要求、友人同士の悪ふざけ、SNSで知り合った相手からの誘導、金銭目的の勧誘などがある。本人が最初は同意していたように見えても、その後に脅される、削除を拒まれる、別れた後に報復として拡散されることもある。
「自分で出したのだから仕方ない」という見方は、被害を深める。未成年は大人よりも判断力や経験が十分ではなく、相手の悪意を見抜けないことがある。社会が責めるべきなのは、弱い立場につけ込み、画像や動画を利用する側だ。