1992年秋、フジテレビの日曜18時枠には大きな転換期が訪れていました。社会現象を巻き起こしていた『ちびまる子ちゃん』(第1期)が、原作漫画のストック枯渇などを理由に同年9月で一時放送終了を迎えたためです。その後を託されたのが、講談社『モーニング』で連載中だった永松潔の漫画『ツヨシしっかりしなさい』でした。
青年誌連載の作品をファミリー向けの日曜夕方枠に据える試みは異例でしたが、スタジオコメットの手によって日曜の団らんにふさわしいホームコメディへと見事に昇華されました。結果として最高視聴率は23.7%を記録し、当初の予定を大幅に超えて1994年12月まで2年3カ月にわたり放送される大成功を収めました。
1995年1月から『ちびまる子ちゃん』が第2期として再開された際も、単なる「つなぎ番組」の域を完全に超え、1つの独立した人気アニメシリーズとして視聴者の記憶に深く刻まれることになりました。