親会社であるギャップ・インクの強みは、多彩なブランドポートフォリオを保持している点にある。なかでも洗練されたスタイルを提案するバナナ・リパブリックとの連携は、ファミリー層や働く世代の顧客に対して強固なアプローチを可能にしている。上質なワークウェアから休日向けのカジュアル着まで、グループ内でトータルなライフスタイル提案が完結する仕組みだ。
同一のショッピングモール内に複数ブランドを近接出店させるケースも増えている。ポイントプログラムの共通化や、相互のプロモーション施策によって、顧客がブランド間を自由に行き来する動線が作られている。単一ブランドの魅力にとどまらず、グループ全体の総合力を店頭での顧客体験に昇華させる試みが功を奏している。