『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』におけるエリザベス・シューの役割は、単なるマスコットガールにとどまらない。2015年の近未来ヒルバレーで老いた未来の自分と対面して気絶するコミカルな芝居から、歪められた1985年の荒廃に戸惑うシリアスな表情まで、物語の道標として強い説得力を与えた。
続く『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』のエンディングで彼女が口にする「未来は白紙なのね」というセリフは、三部作全体のテーマを美しく集約する決定打となった。マーティの暴走を止め、現実を生きる勇気を与える彼女の佇まいは、作品の精神的支柱だったと言える。