昔懐かしいテレビの黄金期を振り返ると、記憶に刻まれる数々のレオタードCMが存在します。その筆頭格として誰もが思い浮かべるのが、1990年代後半から2000年代初頭にかけて放映された大手消費者金融「武富士」のCMです。アップテンポな洋楽ユーロビート(Joe Rinoie『Synchronized Love』)に合わせ、お揃いのレオタードを身にまとった女性ダンサーたちが寸分の狂いもなく踊るシンクロダンスは、CMの枠を超えてバラエティ番組で無数のパロディを生み出しました。
また、美の追求をダイレクトに表現した大手エステ企業のプロモーションも見逃せません。ハイレグカットのゴールドレオタードで強烈な存在感を放ったスリムビューティハウスのCMや、洗練されたボディラインを披露したTBCのキャンペーンなど、健康美とセクシーさを両立させた演出は当時のトレンドを牽引しました。
さらに2000年代以降は、サントリー「アミノ式」で見せた驚異の柔軟性を誇るアクロバット演技や、元新体操日本代表の畠山愛理さんが出演した資生堂のプロモーションなど、アスリートの機能美を全面に押し出したレオタード演出が大きな反響を呼びました。