「テンション」の快進撃が続くと思われた矢先の1993年、コンビは事実上の活動休止状態に入ります。相方の田口浩正氏が本格的な映画俳優への道を志し、映画監督・周防正行氏の作品などに抜擢されて俳優として確固たる地位を築いていく一方、小浦氏は大きな葛藤と挫折を味わうことになりました。
この時期に起きた激太りの背景には、複数の現実的な要因が重なっていました。
- 精神的ストレスと孤独感:相方が順調に俳優としてのキャリアを伸ばす中、取り残された焦燥感から過食に走る日々が続いたこと。
- 生活リズムの激変:ダンサーとしての舞台出演が減少し、生活費を稼ぐための深夜飲食店でのアルバイトや夜勤中心の生活による代謝の低下。
- 激しい運動量の激減:1日中踊り続けていた20代前半のカロリー消費量が途絶えたにもかかわらず、食事の量や脂っこいものを好む嗜好が変わらなかったこと。
本人が後の手記やトーク番組で振り返ったところによると、「気づいた時にはスーツのボタンが弾け飛び、体重計が100kgの大台を突破していた」と語られています。かつてのシャープな面影は消え、体重はピーク時に105kg以上に達しました。