どうしても飛行機移動を避けられない事情がある場合、万全の準備が不可欠となる。とりわけ海外へ渡航する際に最も重要な落とし穴となるのが海外旅行保険の加入制限だ。
一般的なクレジットカード付帯保険や市販の海外旅行保険の多くは、「妊娠・出産・流産にかかわる医療費」を補償対象外(免責事項)としている。万が一、現地で切迫流産の緊急手術や入院が必要になった場合、数百万円から一千万円規模の莫大な医療費を自己負担する羽目になりかねない。妊娠起因のトラブルに対応する特殊な保険や特約への加入の有無を必ず確認すべきだ。
事前チェックリストとしては、渡航先の医療体制の把握、母子健康手帳の常時携帯、英文の診断書やカルテ要約の準備、通路側座席の確保などが挙げられる。また、着圧ソックスの着用や積極的な水分補給は、血流維持において必須の習慣と言える。