この事実は、これまで数々のバラエティ番組や情報番組の検証企画でも取り上げられ、視聴者に強い衝撃を与えてきました。代表的なのが、被験者にアイマスクをして視界を遮り、さらに鼻をクリップなどでつまんだ状態で食べ比べてもらうブラインドテストです。
視覚と嗅覚を完全に遮断された状態でイチゴ、メロン、レモンを食べさせられた挑戦者たちの多くは、どれを食べても「ただの甘酸っぱい液体」としか認識できず、正解率は偶然当たる確率とほぼ変わらないレベルまで激減します。「絶対にイチゴがわかる」と豪語していた挑戦者ほど、目隠しを外された瞬間にメロンを食べていた事実を知り、愕然とするリアクションが定番となっています。
この実験が証明しているのは、私たちが普段「味」だと確信している感覚の大部分が、実は舌以外の感覚器から得た情報によって構築されているという驚くべき現実です。