気場から少し離れた沢沿いには、地元で「ゼロ磁場の水」と呼ばれる湧水スポットが存在する。ポリタンクを手にした人々が静かに列を作り、澄み切った清水を汲み上げていく。
この湧水を含め、周囲の森が放つマイナスイオンとフィトンチッドの濃度は非常に高い。冷涼な空気の中で深く息を吸い込むだけでも、呼吸器の奥が洗われるような爽快感がある。かつての「短時間立ち寄って写真を撮るだけの観光」は完全に過去のものとなり、現在では麓の温泉宿に数日間連泊しながら、毎朝峠に通って瞑想やウォーキングに時間を費やす滞在型スタイルが定着している。