スーパーの野菜売り場では常温の棚に並んでいることもあるみょうがですが、購入後に自宅で常温放置するのは絶対に避けるべきです。
みょうがの生育適温は15℃〜20℃前後ですが、収穫後の花穂は極めて呼吸活性が高く、室温(特に春〜夏の20℃超の環境)に置かれると自己の栄養分と水分を激しいスピードで消費します。常温環境下ではわずか2〜3日で先端から茶色く枯れ始め、内部の水分が抜けてスカスカのスポンジ状になってしまいます。湿度の高い夏場であれば、数日で白いカビが生えてしまうことも珍しくありません。
では、傷んでしまったみょうがはどのようなサインを出すのでしょうか。安全に食べられるかどうかの見分け基準を整理しました。
- 食べられる状態(問題なし):表面が少し乾いている程度、あるいは外側の1枚だけが茶色に変色している状態。外側の皮を1枚剥けば、内部が白くみずみずしく締まっていれば問題なく美味しく食べられます。
- 傷み始めている状態(要加熱):全体的に少し柔らかく、ハリがなくなっている状態。異臭がなければ、生の薬味ではなく天ぷら、炒め物、味噌汁の具など加熱調理に回すのが賢明です。
- 完全に腐敗している状態(廃棄):指で触るとブヨブヨと潰れてぬめりがある、異臭(酸っぱい臭いや腐敗臭)がする、断面や内部がドロドロに溶けて黒変している、白や青のカビが内部まで侵入している状態。これらは食中毒リスクがあるため、迷わず破棄してください。