当時の誌面で絶大な人気を誇ったベース車といえば、やはり日産・スカイラインだ。「ハコスカ」「ケンメリ」「ジャパン」といった歴代モデルは、街道レーサーたちの格好のキャンバスだった。チューニングされたL型エンジンの爆音と、ソレックスキャブが吐き出す吸気音。直6サウンドを響かせて走るスカイラインの姿は、当時の少年たちの憧れそのものだった。
そして、このカルチャーを語る上で欠かせないキーマンが、世界的なカスタムブランド「リバティーウォーク」を率いる加藤渉氏だ。少年時代にヤングオートの誌面に衝撃を受け、街道レーサー文化に深く傾倒した加藤氏。彼が手掛ける現代のワイドボディ・スーパーカーは、まさに『ヤングオート』精神の現代的昇華と言える。昭和の改造車魂は、いまや世界の名車を侵食する世界的トレンドへと姿を変えたのだ。