春一番さんといえば、誰もが思い浮かべるのが完璧すぎるアントニオ猪木さんのモノマネです。単なる形態模写にとどまらず、猪木さんの闘魂や情熱、哀愁までも憑依させたようなパフォーマンスは、テレビ番組『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』などで爆発的な笑いを生み出しました。
春一番さんのモノマネは、猪木さん本人からも公認され、深く愛されていました。訃報を受けた際、アントニオ猪木さんは次のような追悼コメントを発表しています。
「バカヤロー!まだ早いじゃないか。俺のモノマネをしてくれた奴らはみんな愛着があるが、春一番は本当に憎めない可愛い奴だった。俺より先に逝くなんて許されないが、天国でも元気ですかーッ!と叫んでいてほしい」
怒りと深い悲しみが入り混じったこの言葉には、誰よりも早く猪木モノマネの道を切り拓き、体を張って笑いを届けてくれた後輩芸人への惜しみない敬意が込められていました。