1970年代末、ゴダイゴは社会現象となった。その引き金となったのが、1978年に放送開始された西遊記 (1978年のテレビドラマ)のテーマ曲「モンキー・マジック」と「ガンダーラ」である。オリエンタルなエキゾチシズムとディスコビートが交錯するサウンドは、テレビドラマの枠を超えて日本中を席巻した。
勢いはそれにとどまらない。1979年に公開されたアニメーション映画『劇場版 銀河鉄道999』の主題歌は、邦画アニメーション映画の主題歌としては異例の大ヒットを記録。配給元やレコード会社であった日本コロムビアのチャートを席巻し、オリコンシングルチャートで1位を獲得するという快挙を成し遂げた。
アニメソングやドラマ主題歌が純粋なポップスとしてチャートの頂点に君臨する――。この出来事は日本の音楽産業の構造そのものを大きく変革し、タイアップ楽曲のあり方に決定的なパラダイムシフトをもたらした。