明石家さんまを含めた「お笑いビッグ3」という言葉が誕生して久しい。1980年代以降、日本のバラエティ番組の覇権を握り続けた3人だが、その中でもたけしとタモリの立ち位置はきわめて対照的だ。
たけしは浅草キッドとしての泥臭い修行時代を経て、漫才ブームの熱狂の中から爆発的なカリスマ性を確立した。対するタモリは、30歳を過ぎてから田辺エージェンシーのバックアップや居候生活を経て彗星のごとく現れた異端児だ。出自も芸風もまったく異なる2人が、ビッグ3という同じ頂に立ち続けた奇跡。それこそが、昭和から令和に至るエンタメ界最大のドラマと言っても過言ではない。