インターネット上やゴルファー同士の会話では、時に間違った防寒知識が広まっていることがあります。誤った知識に基づいた装備は、かえってプレーの快適性を著しく損なう危険性があります。
【誤解1】「日常用の発熱インナー(綿混など)で十分代用できる」という罠
日常の通勤用として普及している一般的な吸湿発熱インナーは、歩行やスイングで大量の汗をかいた際の処理能力に限界があります。綿(コットン)やレーヨンが多く含まれているインナーは汗を吸うと乾きにくく、ホールアウトする頃には衣服内が冷たく湿り、急激な汗冷え(低体温化)を誘発します。ゴルフには必ず、ポリエステルやポリプロピレンを主素材としたスポーツ専用の「吸汗速乾+発熱」インナーを選択してください。
【誤解2】使い捨てカイロは「腰」だけに貼れば良い?
寒さ対策としてカイロを腰(仙骨付近)に1枚だけ貼るゴルファーが多く見られますが、効率的な血流促進という観点からは不十分です。医学的知見に基づくと、太い血管が通り自律神経が集まる「肩甲骨の間(風門・大椎のツボ付近)」と「おへその下(丹田)」の2箇所に貼ることで、全身へ効率よく温かい血液が巡り、指先や足先の冷えを劇的に緩和できます。貼るカイロと、ポケットに入れて指先を温めるマグマタイプの握るカイロを併用するのが現場のプロの常識です。