インフルエンサーやモデルが術後の経過を詳細にレポすることで、かつて「恐ろしい大手術」だった顎変形症治療のハードルは下がった。これは同じ悩みを抱える若者にとって大きな救いだ。一人で悩み、ネットの不確かな情報に怯えていた人々が、ロールモデルを得たことで専門医を受診するきっかけになっている。
しかし、一方で懸念もある。SNS上の劇的なビフォーアフターだけを見て、安易に「劇的に可愛くなれる魔法」と捉えてしまう層が一定数存在する点だ。これはあくまで医療であり、リスクを伴う治療であるという本質を見失ってはならない。