政治家と有権者の距離を劇的に変えたのがX(旧Twitter)の存在だ。街頭演説の一部分を切り取った動画や写真が数分で数万回リツイートされ、一瞬にして全国的な話題となる。選挙報道の主導権は、従来のテレビや新聞からSNSのタイムラインへと完全にシフトした。
この変化は女性議員にとって好機であると同時に、巨大なリスクでもある。容姿や服装に対する容赦ないジャッジ、悪意ある切り抜き動画による炎上、さらには性差別的なバッシングが日常的に吹き荒れる。SNSは支持を急拡大させるエンジンとなる一方で、牙をむけば一瞬で政治生命を脅かす牙城へと変貌する。