新大阪駅から博多駅までの全区間を約4時間半かけて走るこの特別塗装列車は、単なる移動手段を超えた体験型のエンターテインメント空間だ。JR西日本と西日本各県の地域自治体が協働し、地域ごとの魅力的なストーリーや観光資源を順次車内で発信していくユニークな仕組みが構築されている。
地域の特産品や魅力的な観光情報が車内ディスプレイや展示で紹介され、旅の目的地に到着する前からその土地の文化に親しめる趣向が凝らされている。効率とスピードばかりが追求されがちな現代の新幹線ネットワークにおいて、地域の魅力を丁寧に手繰り寄せる取り組みは、鉄道産業における新たな価値創出のモデルケースとして各方面から高い評価を獲得した。