戸次の魅力を紐解く上で絶対に外せないのが、洗練されたルックスと、そこから覗く不器用で愛らしいキャラクターとの強烈なコントラストだ。どれほどスマートな衣装に身を包んでいても、フリートークの場では思わぬ失敗談や純粋すぎる本音をあっけらかんと披露してしまう。
ファンからは親愛を込めて「ミスター残念」と称されることも多いが、この「完璧に見えてどこか隙がある」絶妙な親しみやすさこそが、長年にわたり幅広い層の心を掴んで離さない理由だ。気取りのない素顔と、作品で見せる鋭利な演技とのギャップは、見る者の心を揺さぶる大きな磁力となっている。