山梨学院大学柔道部の強さを証明しているのが、世界のビッグステージで結果を残す卒業生たちの存在だ。筆頭に挙げられるのが、東京2020オリンピック女子78kg級で金メダルに輝いた濱田尚里である。
濱田の武器である圧倒的な「寝技」の精度。相手を畳に伏せさせた瞬間、電光石火の如く関節技や抑え込みへと移行する技術は、大学時代に極限まで磨かれた。指導陣とともに関節の極め方、体重の残し方を何千回、何万回と反復練習した成果が、世界一の称号へと結びついた。
一方、リオデジャネイロオリンピック女子78kg超級で銅メダルを獲得した山部佳苗も、同校の名を世界に知らしめたパイオニアだ。重量級のパワフルな攻防の中でも崩れない体幹と、足技の鋭さは山梨学院の稽古場で培われたものだ。二人の活躍は、後輩たちにとって「甲府から世界へ羽ばたける」という確固たる自信を与えている。