従来の加熱調理型ホットメニュー自販機はその役目を終えましたが、ニチレイフーズの自販機ビジネスが完全に途絶えたわけではありません。技術革新とともに、急速冷凍技術と最新鋭の冷凍自販機を組み合わせた新しい無人販売モデルへと進化を遂げています。
その代表格が、サンデン・リテールシステム社が開発したマルチ冷凍自販機「ど冷えもん」等を活用した展開です。従来の自販機は「機内で温めてその場で食べる」仕様だったため、機械構造が複雑化し故障リスクを抱えていました。対して現在のトレンドは、「冷凍状態のまま購入し、家庭の電子レンジや設置場所付近のレンジで温める」というシンプルな構造への転換です。
ニチレイの代名詞である「本格炒め炒飯」や「特から」、今川焼きといった高品質な冷凍食品が、駅構内やオフィス街、商業施設の冷凍自販機で手軽に買える環境が整備されています。深夜のホットスナック文化は、より安全でロスの少ない現代的な冷凍プラットフォームへと引き継がれています。