キャリアの大きな転換点となったのが、看板女優として長年守られてきたオスカープロモーションからの旅立ちだ。過熱する報道や環境の変化を一身に受け止めながらも、自らの意志で個人事務所を設立。案件の選定からスケジュールの管理まで、表現者として全責任を負う環境へ身を置いた。
芸能界という巨大なシステムから一歩外へ出たことで、作品選びの視点はより先鋭化した。インディペンデント作品への参画や舞台表現への傾倒など、目先の知名度ではなく「何を演じたいか」を軸にした選択が目立つ。自身でハンドルを握る覚悟が、役柄に対する深みへとダイレクトに反映されている。