グループ卒業後、老舗芸能プロダクションのホリプロに所属し、本格的に舞台の世界へ軸足を移した。その才能が開花するまでに時間はかからなかった。名作ブロードウェイミュージカルの日本版として歴史を誇る舞台『ピーター・パン』でウェンディ役に抜擢されると、透き通る歌声と繊細な表情演技で高い評価を獲得する。
さらに、劇作家・末満健一が手がける濃密な世界観で知られる舞台『マリーゴールド』への出演は、彼女の演技の幅を決定づけた。悲劇的な運命に翻弄される複雑な心情を見事に描き出し、単なる「アイドル出身」というラベルを完全に吹き飛ばしたのだ。伝統的な舞台芸術はもちろん、キャラクターの息遣いをリアルに立ち立たせる2.5次元舞台に至るまで、多種多様な劇空間で強烈な存在感を示し続けている。