白いミニチュアダックスの真実|公認されない理由と知るべき遺伝リスク

白いミニチュアダックスの真実|公認されない理由と知るべき遺伝リスク

白いミニチュアダックスの真実|公認されない理由と知るべき遺伝リスクにまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

白毛のダックスフンドが生まれる最大の要因であり、動物福祉の観点から強く問題視されているのが「ダブルダップル」の存在です。

ダップル(マール遺伝子を持つ大理石模様)同士を交配させた場合、4分の1(25%)の確率で両親からマール遺伝子を重複して受け継いだ「ダブルマール(ダブルダップル)」が誕生します。このダブルダップルは、体の大半あるいは全身が白毛になる特徴を持っています。

しかし、マール遺伝子の重複は、被毛の色素を奪うだけでなく、感覚器官の形成に必要な細胞(メラノサイト)の働きを阻害します。その結果、以下のような重篤な遺伝性疾患が極めて高確率で発現します。

  • 先天性難聴:内耳のコルチ器が正常に発達せず、生まれつき耳が聞こえない
  • 重度の視覚障害:小眼球症(目が極端に小さい、あるいは欠損)、無虹彩、白内障、網膜異常による失明
  • 内臓疾患・免疫不全:心臓疾患や皮膚トラブル、日光過敏症

このように、命と感覚器官に著しい障害を背負って生まれてくるリスクが極めて高いため、国内外の主要ケネルクラブではダップル同士の交配は固く禁止されています。

木村 陽翔
Author

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。