二人の出会いは1990年代半ばにさかのぼる。当時、葉加瀬太郎はまだソロとして模索を続ける若きヴァイオリニストであり、一方の髙田万由子は東京大学在学中から知性派タレントとしてメディアに引っ張りだこの存在だった。一見すると接点のなさそうな二人を結びつけたのは、共通の知人を介した食事会だったという。
音楽に対する揺るぎない情熱を熱く語る彼の姿に、彼女は強い感銘を受けた。お嬢様育ちとして知られる一方で、自分の意志を固く持つ彼女の聡明さに、彼も一瞬で惹きつけられたという。交際開始から1999年の結婚に至るまで、芸能界の第一線で多忙を極めながらも、二人は互いの価値観をじっくりと確かめ合っていった。